神奈川大学工学部経営工学科

研究

教員

氏名 メールアドレス 内線・居室 関連リンク
松浦 春樹 内線3724
居室23-416
研究者情報
神大の先生

研究

研究分野 混合ラインなどの各種生産方式、生産システムにおける緩衝と柔軟性の関係
研究題目 1. 多品種混合ラインの小ライン化による効果
2. 多品種混合ラインの投入順序変更のためのバッファの設計
3. 生産システムにおける緩衝と柔軟性の関係
研究紹介 1.多品種混合ラインは、生産性と取扱品目の多様性を両立させる有効な手段であり、産業界で多用されている。乗用車の組み立てラインは長大であり、数百工程に及ぶ。このような長大なラインを、近年、機能部品ごとの小ラインに分割することが実務で行われている。主として労務管理、品質管理上の都合が理由とされている。当研究室では、実務で謳われているこれらの理由とは一線を画し、小ラインへの分断が取扱品目の多様性向上に与える効果を、理論的に明らかにしている。直列に小ライン化し、小ラインごとに投入順序を変更することによる効果は文献1)において明らかにした。並行に小ライン化する効果については、バイパスラインとして文献2)でその基礎を示し、現在継続研究中である。小ラインごとに品目の定義が変わるが、この視点からの取り組みが今後の重要な課題である。
2.混合ラインを小ライン化する効果は、小ラインごとに品目の投入順序を変更することから得られる。このために小ライン間に緩衝(バッファ)の設置が必要である。実務での典型は、塗装工程と最終組み立てラインの間に見られる。投入順序を変更するバッファの設計方法を、バッファの性格を明らかにしたうえで提示している。プルオフテーブルについては、文献3)、インサートバッファについては、文献4)、ミックスバンクについては、文献5)でそれぞれ明らかにしている。バッファ形態の選択方法をあきらかにするのが今後の課題である。
3.生産システム一般の柔軟性に関しては、膨大な数の概念的研究がある。これに対して、バッファと柔軟性の関係を論ずるものはきわめて少ない。1.および2.で述べた研究も、実は今ラインにおけるバッファと柔軟性の関係を明らかしたものとみることができる。バッファと柔軟性の関係の枠組みを文献6)、7)、8)で提示している。