神奈川大学工学部経営工学科

教育

セル生産システム

セル生産システム

お祭りの屋台のように製品を1人または少数で組み立てる方法をセル生産方式といいます。ライン生産と比べて、多品種少量生産に適していることや生産変動への適応力が高いことなどのメリットがあります。一方で、1人あたりの作業範囲が広くなるため、作業者の習熟度の向上やムダ取りによる効率化が求められています。演習では、セル生産システムを用いたものづくりを通して、ムダの発見能力や改善案の提案力を養います。

視線計測器システム

視線計測器

視線計測器は、作業者の顔に装着することで、作業者が作業中にどこへ視線を向けているのかを計測することができます。計測した視線データを解析することで、作業中の注視位置や視線分布等を得ることができます。これらのデータを基に作業のムダを取り除き、作業改善の能力を養います。また、熟練者の視線の動きを解析し初心者に見せるといった、作業に関する教育方法についての分析能力や思考力を養います。

作業分析ツール

作業分析ツールOTRS

時間研究や動作分析のために、作業分析ツール「OTRS」を利用しています。ストップウォッチを用いて作業時間を測定する代わりに、映像を見ながら、事前に定義した個々の作業のスタートと終了に合わせてマウスをクリックするだけで、作業毎の所要時間が集計されます。また、映像の再生スピードを調整して分析できますので、作業定義の再検討や動作の細部までの観察が容易になります。OTRSを用いた分析により、標準時間の設定や熟練者の作業ノウハウ抽出のための分析や作業改善の提案能力が養えます。

生産システムシミュレータ

生産システムシミュレータ

生産システムシミュレータは、コンピュータの中に仮想の工場を作ることができる実験実習設備です。各工程の処理速度、必要なバッファの大きさ、機器の台数などを実際の生産システムで変更して試運転をするのは大変な時間と費用が必要です。しかし生産システムシミュレータを使えば、様々な条件を容易に変更でき、その結果を3次元のアニメーションで観察することができます。この生産システムシミュレータを利用して、競争力のある生産システムの設計と運用方法を学びます。

オルゴール生産ライン

実験実習設備

オルゴール生産ラインは、オルゴールを組み立てる生産ラインを大学内に再現したもので、ベルトコンベアを流れるパレットに載せられたオルゴール本体に音を鳴らすための振動板をねじ止めする作業が、各工程の連携で次々と行われます。 一部の工程が遅延の発生するボトルネック工程になると、オルゴールを生産する効率が低下してしまうことを学習することができます。

フリーフローライン

フリーフローライン

フリーフローラインは、4つの工程で3つのパーツを組み立てて、完成品を最終工程で別のラインに取り出す作業を行っています。各工程間のベルトコンベアが生産ラインの調整役となるバッファを兼ねていて、生産ラインを効率的に運用していることを理解できます。 各工程がバランスよく配置されているかを評価できるライン編成効率についても学習することができます。

工作機械

工作機械

機械加工はモノづくりの基本です。工作機械の操作の体験のあるとなしでは、モノづくりへの姿勢に大きな差がでてきます。自分の加工したものの精度を確かめ、モノをつくるとは、どのようなことなのかを認識して経営工学を学ぶのに活かしていきます。代表的な工作機械である旋盤、フライス盤など用いてワークを加工してモノづくりの体験をします。

自動倉庫

自動倉庫

自動倉庫は、物品の出し入れをコンピュータ制御で行う倉庫で、工場を含めた物流システムの主な要素の一つとなっています。実社会では、自動車から書籍まで広範な製品の格納に、また工場の工程間の在庫置場に自動倉庫が設置されています。この自動倉庫を用いて、生産工場や物流現場などの運営者や経営者として活躍できるように、物流・レイアウト・運搬に関する知識を身に付けるとともに、自動倉庫の基本機能や運用のアルゴリズムについても学習できます。

ピッキングロボット

ピッキングロボット

ピッキングロボットは、食品、医療器具、電子機器などの生産ラインに利用されていて、精密機械部品組立の自動化を実現可能な産業用ロボットです。ピッキングロボットシステムは、ベルトコンベアにてランダムな向きで流れてくる三角柱状の10個のパーツをロボットでピッキングし,高速で箱の中に向きを揃えて詰める作業を行うシステムです。この作業をビデオカメラで撮影して、ロボットがパーツを把持している時間や,ロボットがパーツを把持せず移動している時間、1個目のパーツを把持してから10個目のパーツを把持し終終わるまでの時間、その際のロボットの動作などを詳細に分析し、作業の効率化について学習できます。

ERPシステム

工作機械

工作機械

大手企業の4割が導入しているERP(Enterprise Resource Planning)システムを本学科でも導入し、実験実習や卒業研究で使用しています。

実験実習では、伝統的なMRP(Materials Requirements Planning)システムの生産管理の理論に加えて、ERPシステムを利用することで生産管理現場の実際(部品表・作業区・作業手順の作成、生産計画・日程計画の作成)を体験し、修得します。